目を閉じると、真っ暗闇の端っこに四角い小さな穴があった。
その穴の先は明るいみたい。
なんだ。
出れるんだ。
小さいけど通れるよ。
そしてきっとその先に本当の自分がいる。
「出して。ここから出して。」
ドンドン！ドンドン！見えない壁を叩いていたね。
なんだ。
あんな端っこにあるよ。
きっとずっと前からあったんだよね。
気づかなかった？
見ようとしなかった？
だいじょうぶ、遅いことなんてなにもない。
もっと、あなたはあなたであればいい。
わがままでいい。
子どもみたいでいい。
誰かを変えたかったわけじゃない。
ただ自分であろうとしただけ。
だから良いんだよ。
誰かの言葉、過去、未来への不安
自分で作ってしまった囲いから出よう。
本当の望みはなに？
深く深く、心に聞こう。
答えは、ふわふわ、あなたの中から出てくるよ。
まずは、あのトンネルをくぐろう。
