うるっ2

『Part』

君は守られてるフリをして
いつも私を励ましてる
車の中で声がかれるほど泣いて
笑って部屋のドアを開けたのに
「おかえり」の足音が聞こえない
部屋の真ん中で君も泣いていた

分かるの?どうして?
言葉も持たないのに
涙を全部舐めて得意気に鼻を上げた

潤んだ瞳で精一杯
「愛してる」いつだって変わらない
君の目にはいつも私が映ってる



時にはライオンのように勇ましく
綿菓子のように柔らかく
尾を上げ歩く姿はしなやかで
寄り添って眠る時は子供のよう
変わらぬ愛情は一途過ぎて
泣けてくるくらいの幸福をくれる

散歩に行こう
優雅に時を過ごそう
君が教えてる
季節の贈り物

短い命でも精一杯
今日も体中で喜んでる
泣いて過ごすより笑って一日を生きよう


鼻で毛布を持ち上げて
私の右側に入ってくる
肩に顎をのせて眠る
温かい命がここにある
You love me
I love you
You are my part
I want you tou live long
長生きしてね



010-4


私の波瀾万丈人生をたくとは全部、知っている。
私のことをきっと誰より知っているだろう。

具体的に全部は書かないけど
不思議なこともたくさんあった。

私より、色んなことを本当は知っているんだなって思っていた。


その色んなエピソードがある中で
この歌の歌詞になった時のことをここに書きたい。

27歳ぐらいの時かな。
その頃、私の生活はめちゃくちゃで
彼氏の暴力、会社でのいじめ、病気…

そんな時、病院から電話があった。
「染矢敦子さん、ご本人ですか?」
検査結果を聞きに来てないので、来るようにとの電話だった。
気になるところがあると…

結果はガンの初期かもしれないので
がんセンターでちゃんと調べてもらうようにとのこと。

冷静に話を聞いて、車に乗って、泣いた。

けど、いつも笑ってたくとに「ただいま」を言うようにしていたから
涙をふいて、マンションのドアを開けた。
いつのもは玄関まで喜んで迎えに来るたくとが来ない。

「たくと〜〜たくと〜〜ねーねえ帰ったよ」
部屋の方に入っていくと、部屋の真ん中にちょこんと座って
たくとが泣いていた。


0204-1


分かってるんだ、なにもかも。
たくとを抱きしめて泣いた。

「つらいことがあっても人には見せないで
 たくとを抱きしめて泣きなさい」
母に言われたことを思い出す。

余談だけど、その生活のすべてを変えたら
ガンの初期みたいなのはあっさり消えた。
自分の心の状態が体に現れることを身を持って知った出来事。
私のそれからの歌、話、うたこやに役に立つ大切な経験だったと思う。

でも、そのつらい時期、たくともきっとつらかったんだろうなあ。
たくとのてんかんが始まったのもその頃。
たくとも、私と同じでいろんな病気をした。
精神的なものが大きかったんだろう。
私は難病も治った経験があるし、たくとも6年前から病気知らず!
たくとの病気から学んだことも多い。
そのことを次に書こう。


1月1日2


歳をとってきて、一人で寝るのを好むようになるまで一緒に寝ていたなあ。
冬、肩にあごを乗せて、寄り沿って眠る
その一瞬に毎日たまらなく幸せを感じていた。

いのちってあったかいなあ。
一緒って幸せだなあ。
これは愛なんだよなあ。
幸せだな〜幸せだなあ〜


0524-2


思いや言葉、笑顔の大切さ。
今日一日を精一杯生きることの大切さ。
言葉を持たない犬が教えてくれていた。
たくとと暮らすことで、私の人生は良い風に変わっていったんだなあ。

泣いて過ごすより笑って一日を生きよう