風音と二人っきりの時間をもったことはなかった。
小さな犬一匹の不在が、部屋を広く淋しく見せる。
大きな存在だったんだな。
ちょっぴり物悲しく寄り沿って、風音とお話をする。
風音が来るまでの8年間
こうやって、たくとをなでながらお話をしたね。
最近は気持ちのコントロールもできて
すぐに笑顔になれるけど
こんな風に悲しくなる日が、昔はたくさんあったから…
犬とくっつくと、犬と寄り沿うと
心が温かく満たされる。
犬って私には大きくて優しくて揺るぎない存在。
そしてかわいくって、愛おしい。
秋の気配を感じて思う。
長くて、悲しい夏だった。
新しい季節は、祖母と愛犬が運んでくれる恩恵で満ちているんだろう。
そんな予感がする。
だから、また歩いて行ける。
220曲目の歌ができました♪
『大丈夫』
失ったものよりも与えられた喜びを抱いて
その先へ歩いて行こう
あなたがいた
いつもそこにいた
そして今もきっとそこにいる
大丈夫 大丈夫
聞こえてくるよ
あなたの声
大丈夫 大丈夫
この手をにぎりささやいている
大丈夫 大丈夫
これから先も共に行こう
*
秋はまた☆新しい歌と新しいCDを届けに行きます。