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老犬と一緒にゆっくりと横断歩道を渡るおじいさん。
胸がぎゅって締め付けられる。
泣きそうになる。
二ヶ月前に亡くした愛犬を思い出す。

今までそんな風景を私は微笑ましく見ていただろう。
私は犬好き、じいちゃん好きなので(´∀`*)


経験した後では世界が変わる。

きっと色んなことに言えるんだと思う。
恋愛、結婚、離婚、子供を持つこと
いろんな形の出会い、別れ
手にすることも、失うことも
成功も失敗も努力もどん底も歓喜も
通じ合うことも許し許されること
愛し愛されることも
いろんな、いろんなこと…。


誰にも他の人の気持ちは、本当には分らない。
だけど共感に救われることもある。

言葉がむなしく感じる時も
言葉に励まされるときもある。

2012.11.27


***


最近、下書きのままのブログの記事を読み返して
その時の自分の感覚を懐かしく思い出しています。
こっそりその日にちのままアップしたりしています(*´∇`*)


どんなことも乗り越えてきた。
自分は強いと思っていた。
今が一番幸せだと何度も思ってきた。
戻りたい過去なんてなかった。

愛犬たくとを亡くして
自分の弱さを知った。

「今が一番幸せ」そう思う瞬間いつも一緒にいた。
たくとが生き返らないと、もう最高の幸せはない。
だから、これから先、二度と「今が一番幸せ」と思うことはない。

この文章を書いた頃、そんな風に思っていた。
外では元気にしていたけれど
私は完全にペットロスだったと思う。
思い出す度に悲しくて悲しくて泣き続けた。
感情がコントロールできない日もあった。

こんなに自分が弱いなんて…。
歌い続けてきた「あなたのかわりはいない」という言葉が頭の中で繰り返されていた。


そして…

経験した後では世界が変わる。

また世界が変わった。


1227-1


先日の手のケガの手術
私は「たくと!たくと!たくと!」叫びながら目を覚ました。
呼吸器を喉に入れていたので声は出てないんだろうけど
必死にたくとを呼び続けていた。
喉がひりひり痛かった。

その日の夜はほとんど眠れなかった。
少しうとうとした時、私の部屋、たくとの夢を見た。
目が覚めると、そこは病院のベット。
だけど、お腹の上にたくとが寝ている感覚があった。
重さと温かさ。

夢の続きだったのかな…

きっとね
ずっとそばにいてくれたんだろうね。

そしてこれからもずっとそばにいてくれるんだろうな。
あたたかくて、あたたかくて…。
愛はいつもそばにある。


そして私はペットロスから抜け出した。


何を経験したからと言葉には上手くできないけれど
生きるということに集中した後
確かに私の世界は変わった。

大切なものは、目に見えない

感じていたのに、信じきれなかったもの。
愛や思い、恩恵、優しさ、信頼…そんな心に温かいもの。


0229-12


2012.11.23に作った歌の歌詞を載せます。
立ち直ろうと頑張るんじゃなくて、私はペットロスなんだって認めよう。
そうさ、ペットロスなのさ〜♪
って開き直ってみたら、生まれた歌です。

また一つの経験の後で
この歌の最後の歌詞が私にとっての本当になりました。

たくとに話しかけた最後の言葉も「大好きだよ」
今日も君へ大好きを歌おう。



『大好きを叫ぼう〜そうさ、ペットロスなのさ〜』

かつかつ ふんふん かさこそ わんわん
聞こえてくるような気がする君の音

ふさふさ しっぽ 風が舞う
あったかいキミの身体 まだここにあるようで

笑ってなんて言われたって笑えない
どんな励ましも乾いた風にあっさりさらわれる

なんでここにキミはいないの?
ずっとずっといつもいてくれた

悲しいよ 悲しいよ
会いたいよ 会いたいよ
大好きを叫ぼう!
 


たかたか のそのそ ぼやぼや すやすや
いろんな場面の君を思い出す

お顔にほほを寄せ くんくんキミのにおい
手に残る毛の感触 まだここにいるようで

何年経っても忘れない
うるうる 赤鼻 思い出すだけで泣けてくる

そうさ 僕はペットロスなのさ
それだけ大事な出会いだったってこと

悲しいよ 悲しいよ
キミのかわりはどこにもいない
大好きを叫ぼう
会いたいよ 会いたいよ 
キミの身体にふれたいよ
大好きを叫ぼう!



温かく 愛おしい 幸福で 懐かしい
君と暮らした日々は 僕の宝物
やさしい思い出がこの胸にあれば
君はいつも僕と一緒
大好きを叫ぼう!!


***


犬のお話(たくとのこと)
http://tender-wind.livedoor.biz/archives/cat_10052473.html